歯の治療が不安な方へ:リラックスして受けられる「静脈内鎮静法」
「歯科治療に対して強い恐怖心がある」「過去に治療中に気分が悪くなった(脳貧血など)」「手術が怖くて一歩踏み出せない」……。そんな不安を抱えている方のために、当院では「静脈内鎮静法」を導入しています。
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どんな感覚? 点滴からお薬を投与し、**「うとうとと半分眠っているような状態」**を作ります。呼びかけには反応できますが、不安や恐怖心はほとんど感じません。
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トラウマを防ぐ効果 「治療中の記憶がほとんど残らない」という効果があるため、歯科治療に対する苦手意識を和らげ、将来的なトラウマを防ぐことにもつながります。
【治療の流れとご注意】
まずは一度、保険診療にてお口全体の検査(レントゲン撮影など)を行い、最適な治療計画を立てることから始めましょう。「怖い処置の時だけ鎮静法を使う」といったご要望にも柔軟に対応いたします。
※あらかじめ知っておいていただきたいこと お薬の効果には個人差があります。特に以下の方は、安全のため事前に詳しくお話を伺います。
肥満の方や全身疾患がある方、喫煙習慣のある方
ヘビースモーカーの方へ: 痰の分泌が増え、肺炎のリスクが高まるため、施術の2週間前からの禁煙をお願いしております。
静脈内鎮静法を受けられる方・受けられない方
■ 対象となる方(適応症)
心身のリラックスが必要な、以下のような方が対象です。
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歯科恐怖症の方(歯医者が怖くて治療が進まない方)
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気分が悪くなりやすい方(過去に脳貧血、過換気症候群、パニック症状などを起こしたことがある方)
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持病をお持ちで、体調の変化が心配な方(高血圧や心疾患があり、ストレスによる血圧上昇を抑えたい方)
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体への負担が大きい治療を受ける方(親知らずの抜歯やインプラントなど、手術時間が長い場合)
■ お受けいただけない方(禁忌症)
安全を最優先するため、以下に該当する方は当院での静脈内鎮静法をお断りする、あるいは専門機関をご紹介する場合がございます。
1. 呼吸の確保が難しい方(気道の問題)
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あごが極端に小さい方
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高度の肥満の方
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扁桃腺(口蓋扁桃)が肥大している方
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睡眠時無呼吸症候群の方
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お口が大きく開かない方(開口障害)
2. お身体の状態・年齢による制限
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妊娠中の方(妊娠3ヶ月未満、または妊娠後期の方)
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お子様(15歳以下の方)
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低体重の方
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重い持病がある方(呼吸器や心臓の機能が著しく低下している方)
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知的障害のある方(安全な協力体制が得にくい場合)
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胃に食べ物が入っている方(当日の絶飲食が守られていない方)
3. 持病や服用中のお薬による制限
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緑内障(急性狭隅角緑内障)のある方
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重症筋無力症、または神経・筋疾患のある方
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HIV治療薬(リトナビル等)を服用中の方
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向精神薬を長期間服用されている方(薬が効きにくい場合があります)
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過去の鎮静法でトラブルがあった方
4. 手術の内容による制限
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お口の中に大きな腫れがある、または術中に大量の出血が予想される場合
