歯ぐきの中まで進んだむし歯への対応

歯ぐきの中まで進んだ虫歯、または、歯が根っこで折れてしまったとき、普通にクラウン（冠）やインレー（部分的な詰め物）を作ると、慢性的に歯周病を抱えた状態になってしまいます。そのままでもブラッシング状態が良ければ、問題無いこともあります。
歯ぐきの上に修復物が来れば、清掃性がよく、歯周組織も健康を保てます。

骨からむし歯までの距離によって、処置内容が変わります。
①3mm以上の場合

電気メスで歯ぐきを削る。（保険診療）

②3mm以下の場合
a.骨切除を行うと骨の段差が大きくなる場合

→矯正で引っ張り上げる。（矯正的牽引、自費診療）
歯肉や骨もつくられてきます。歯が保存できない場合もインプラントやブリッジを作るときもその歯肉や骨は役立ちます。
費用は1歯3万円 です。 ミニスクリューを使う場合その費用（1万2千円)を別途いただきます。調整料1ヶ月5千円です。

b.骨切除にて骨がきれいな形になる場合→骨を削る（歯冠延長術、自費診療、場合により保険診療）
自費で行う場合歯肉を剥がして行います。費用は1歯3万円 です。保険の場合は電気メスで行います。

c.歯ぐきより下の部分に強化合成樹脂（レジン）を詰める。（保険診療）

状態が悪い場合は抜歯となることもありますので、ご了承下さい。

自費診療の価格（税抜き）は以下のようになっております。ご参考になさって下さい。