厚生労働省より『かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所』(2024年6月より『口腔管理体制強化加算』に名称変更)の認定を受けました。患者様にとって予防歯科治療を受ける上でメリットがありますが、保険点数の増点により窓口負担がやや増えるケースもございますのでご了承下さい。

患者様のメリット

  • 初期むし歯がある方に対して保険適用でフッ素塗布を毎月(1ヶ月ごとに)受けられる
    フッ素は歯質の強化や歯の修復機能である再石灰化を促す働きがあるため、虫歯の予防・悪化防止に効果的です。保険適用でフッ素塗布を行う場合は、通常3ヵ月の間隔をあけないと駄目ですが、かかりつけ機能強化型歯科診療所では、毎月行うことができます。
  • 歯周病のある方に対して保険適用でメインテナンス(SPTサポーティブペリオドンタルセラピー)が毎月(1ヶ月ごとに)受けられる
    口腔内環境を良い状態で維持するため、各種検査・歯石除去・クリーニングが1ヵ月ごとに受けられます。通常3ヵ月の間隔をあけないと駄目ですが、かかりつけ機能強化型歯科診療所では、毎月行うことができます。当院では、ブラッシングや出血や歯周病の進行度などに応じてSPTの間隔を調整します。開始直後は1ヶ月間隔になります。

かかりつけ歯科医機能強化型診療所の認定条件

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所として認可をいただく場合には、下記の条件を満たす必要があります。

  • 歯科医師が複数配置されていること。または、歯科医師・歯科衛生士が各1名以上配置されていること。(当院は歯科医師1名・歯科衛生士2名います。)
  • 当該地域にて、在宅療養を行う保険医をはじめ、福祉・介護施設との連携が確立されていること。
  • 訪問診療をきちんと実施できる体制が整っていること。
  • 歯科疾患の重症化予防・高齢者の心身の特性・緊急時の対応について適切な研修を受けた歯科医師が1名以上在籍していること。
  • 診療時の緊急事態に迅速に対応できるよう、別の医療機関と連携体制が確保されていること。当院は JCHO仙台病院の連携施設です。
  • 歯の切削や入れ歯やつめ物・かぶせ物などの補綴物の調整の際に、飛散する物質を吸引できる機器を完備していること。
  • 診療時の安全面を考え、十分な設備や装置が完備されていること。
  • 歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること。
  • 2024年6月より小児口腔機能管理やオーラルフレイルの口腔機能管理を実施していることも加わりました。

当院で揃えている設備

訪問歯科用ポータブルユニット

細菌カウンター

嚥下用内視鏡

嚥下用内視鏡洗浄器

口腔外バキューム

Bクラスの医療機器用滅菌器MELAG(GC社)

AED

酸素供給装置とバッグバルブマスク

生体情報モニター

当院には看護師もおります。