その「いびき」や「だるさ」、放置していませんか?

1. セルフチェック:こんな症状はありませんか?

以下の項目に心当たりがある方は、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**の可能性があります。

  • 家族・周囲からの指摘

    • いびきがうるさい、寝ている間に息が止まっていると言われる

  • 日中の体調

    • 日中に強い眠気がある

    • 朝起きたときに頭痛がしたり、体がだるい

  • その他の症状

    • 夜中に何度もトイレに起きる(頻尿)

    • 胸焼けがする(逆流性食道炎)

2. 体型や持病との深い関係

睡眠時無呼吸症候群は、体型や他の病気とも密接に関わっています。

チェックしたい身体の特徴 関連のある持病

・首周りが太い

 

・舌が大きい

 

・あごが小さい、または後ろに下がっている

 

・扁桃腺が腫れやすい

・高血圧

 

・脳血管障害(脳卒中など)

 

・虚血性心疾患(心筋梗塞など)

 

・2型糖尿病、不整脈

3. なぜ「早期発見」が大切なのか?

睡眠時無呼吸症候群は、単なる「いびき」ではありません。放置すると、高血圧・脳卒中・心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすリスクが急増します。

しかし、適切な治療を行うことで、死亡率を大幅に下げることが可能です。

4. 当院のサポート体制

「もしかして?」と思ったら、まずは当院へご相談ください。

1.簡単なアンケート:まずは問診と簡単な質問票で診断を行います。

合計11点以上で睡眠時無呼吸症候群の疑いが強くなります。合計10点以下は、睡眠時無呼吸症候群の可能性は低いですが、睡眠時のいびきや無呼吸を指摘される方は紹介致します。

2.専門科への紹介:疑いがある場合は、連携する循環器内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科などの専門医療機関へスムーズにご紹介いたします。

 専門機関での精密検査

ご紹介先の医療機関では、睡眠中の呼吸状態を詳しく調べるために以下の検査を行います。

    • 簡易検査:パルスオキシメーターという携帯型の装置を使い、手軽に呼吸状態を測定します。

 

    • 睡眠ポリグラフ検査(PSG検査):専用の施設に宿泊し、より詳細に睡眠の質や呼吸を分析します。

 

2. 症状に合わせた治療法

検査結果に基づき、症状の程度に合わせて最適な治療を選択します。

症状の程度 主な治療法
重症の方

CPAP(シーパップ)療法

鼻から空気を送り込み、気道を広げて呼吸を助ける標準的な治療です。

軽症・中等症の方

口腔内装置(マウスピース)

 

専用の装置を装着して、気道を確保する治療です。

 

当院での「口腔内装置(マウスピース)」治療

当院では、保険適応のオーダーメイド口腔内装置(アプライアンス)を製作しています。その際には、医師からの紹介状が必要となります。

仕組みと効果

寝るときに装着することで下あごを少し前に出し、連動して舌の付け根(舌根)も前方へ移動させます。これにより、ふさがっていた空気の通り道(上気道)が広がり、スムーズな呼吸を助けます。

きめ細かな調整とアフターケア

「作って終わり」ではなく、快適に使い続けていただくためのサポート体制を整えています。

  • 柔軟な調整:検査結果を見ながら、あごの出し具合を数ミリ単位で微調整します。

  • 違和感への対策:装置による不快感が出た場合は、あごの位置を戻すなどの調整を行います。

  • お口のケア指導:朝装置を外した後のあごのストレッチや、あご周りの筋肉(咀嚼筋)のマッサージ法をお伝えし、違和感の解消を図ります。

骨の隆起(下顎隆起)への対応

下あごの内側に骨のコブ(下顎隆起)があり、装置の装着が難しい場合は、保険診療にてコブを除去する手術を行うことも可能です。まずはご相談ください。