当院で考えている審美歯科の内容をご紹介いたします。
審美に関わるのはやはり上下の前歯12本だと思います。特に上の前歯6本は大きく関わります。

①前歯のワックスアップ(自費診療)

※コンポジットレジン修復、CADCAM冠製作は保険診療です。
前歯(中切歯、側切歯、犬歯の6本)の見た目の美しさを求める治療をご紹介します。

 

上の前歯6本の診断用ワックスアップ(アイボリー色、治療後の形態を事前に確認するために行う、修正も含む) 2万円

前歯をワックスアップして、内側からコアをとり、コンポジットレジン修復を行うことができます。またそのワックスアップのデータをコンピュータに取り込んで、CADCAM冠を製作することもできます。

上の前歯6本同時にCADCAM冠を製作する場合以下の項目などもワックスアップに取り入れるができます。

②ホワイトニング(自費診療)

天然歯を白くしたい場合は、ホワイトニングがあります。
白さが持続しやすい自宅で行うホームホワイトニングと短時間で負担が少ないクリニックで行うオフィスホワイトニングがあります。ホームホワイトニングは、マウストレーの中にペーストを入れて行います。毎日1〜2時間のホワイトニングを2週間続けていただきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するとより効果が得られます。
虫歯や歯周病がある場合は、そちらの治療が優先となります。
ホワイトニング剤にアレルギーがある方や無カタラーゼ症の方、18歳未満の方、妊婦・授乳中の方は実施できません。
術後知覚過敏が生じることや後戻りをすることがあります。
マウスピース矯正中、同時にホームホワイトニングを行うことができます。
つめものやかぶせものにホワイトニングを行っても、色調は変化しません。そのため、色をきれいに合わせるために、それらを作り直すこともあります。
タバコやコーヒー、赤ワイン、カレー、ミートソース、麻婆豆腐など色のつきやすい食べ物でも歯に色がつきます。
ホワイトニングの効果は個人差があります。希望されるほどの効果が得られない場合がありますのでご了承ください。

ホームホワイトニング 

全顎 約2週間

2万2千円
ホームホワイトニング 

ジェル2

5千円
オフィスホワイトニング 前歯16歯(上下8歯ずつ) 3万円

③矯正治療(自費診療)

詳しくは当院サイトの別のページをご覧ください。
▷前歯ワイヤー矯正

▷インビザラインgo

④顎変形症の専門医へのご紹介

(保険診療、自費診療)

上顎骨または下顎骨のどちらか、あるいはその両方で骨格的な位置や形態の異常が大きく、顔貌や咬みあわせに問題が生じる状態を「顎変形症」と呼びます。顎変形症は通常の矯正治療だけでは十分な治療結果や治療後の安定性が得られない場合が多く、顎骨を外科的に手術で移動させる外科手術が行われます。手術前に3Dシミュレーションソフトを使用し3次元的分析を行います。手術は下顎単独の場合と上下顎の両方の場合があります。矯正を行ってから手術を行い、術後に矯正を行う従来の方法と、外科を最初に行ってから矯正を行う新しい方法があります。希望の方は、大学の口腔外科へ紹介致します。保険診療で治療できることが多いですが、自費診療となる場合もあります。

  利点 欠点
矯正が先 術前矯正治療を施し歯列を整えることによって手術計画がより明確になる 術前矯正治療期間の分顔貌の改善が遅れる

治療期間が長い(約3年)

外科が先 治療開始前に患者自身が手術時期を選択できる

矯正装置を装着せずに手術待機できる

顔貌を早期改善に改善できる

術後の口唇、舌の機能圧を利用できる

術後の骨欠損部の骨代謝亢進を利用できる

治療期間の短縮(約1年)

術直後にマウスピースが必要

自費のSAS(骨の固定式矯正装置)を利用した矯正治療が必須