インビザラインGoシステム

当院では、前歯・小臼歯・第一大臼歯を対象としたマウスピース矯正「インビザラインGo」を導入しています。

治療プランの特徴と比較

患者様の症例に合わせ、第一大臼歯(奥から2番目の大きな歯)を「動かす」か「動かさない」かを選択いただけます。

選択肢 メリット こんな方に
奥歯を動かさない 治療期間が短い、噛み合わせが変化しないためトラブルが少ない 早く治療を終えたい方、現在の噛み合わせを維持したい方
奥歯まで動かす 歯を削る量を抑えられる、口角の隙間(影)を改善できる 笑顔の印象をより良くしたい方、削る量を最小限にしたい方

適応条件の目安

以下の条件を満たす場合、インビザラインGoでの治療がスムーズです。

  1. 第一大臼歯の噛み合わせが正常であること

  2. 歯の叢生(ズレ)が6mm以下

  3. 歯の回転(ねじれ)が40°以下

    ※マウスピース約20枚での完了を目指します。

カウンセリング・見積について

納得して治療を始めていただくために、充実したサポート体制を整えています。

  • 無料相談: 1回30分のカウンセリングが3回まで無料です。

  • リモート対応: 当院でパノラマX線・口腔内写真の撮影がお済みの方は、Google Meetでのオンライン相談が可能です。

  • 書類作成: ご要望に合わせて、詳細な提案書・見積書を作成いたします。

インビザラインGoの適応症

インビザラインGoは、主に前歯から小臼歯にかけての矯正に特化しており、以下のような症例に適応します。

  • 空隙歯列(すきっ歯)

  • 叢生(歯並びの乱れ、凸凹)

  • 開咬(前歯が噛み合わない)

  • 過蓋咬合(前歯の噛み込みが深い)

  • 上下の正中(中心)のズレ

  • 交叉咬合(上下の歯の重なりが部分的に逆)

治療内容の詳細

  • 装着時間と交換サイクル 1日20時間以上の装着が必要です。1〜2週間を「1ステージ」としてマウスピースを順次交換します。標準的には14〜20ステージで完了しますが、経過に応じて追加の調整を行う場合もあります。

  • 補助処置について 確実に歯を動かすため、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる歯科用レジン(強化プラスチック)を付与することがあります。また、歯が並ぶスペースを確保するために、エナメル質を安全な範囲内(0.25mm以下)でスライス(形態修正)する処置を行う場合があります。

  • 保定(リテーナー) 理想の歯並びになった後は、その状態を維持するために保定装置(リテーナー)を装着していただきます。

診断と治療計画の作成

まずは無料の口腔内写真撮影にて、インビザラインGoが利用可能かどうかを判定いたします。 治療に進まれる場合は、上下の歯列の型採り(印象採得)を行います。そのデータを米国アライン・テクノロジー社へ送付し、同社の持つ膨大な症例データベースを基に、高精度なデジタル治療計画を策定いたします。

パソコンで治療計画を患者様にお見せしている様子です。20代女性です。前歯で噛み合わさらないが訴えです。

ホームページの「料金・システム」のページは、患者様が最も慎重に読み込む部分です。**「いつ、いくらかかるのか」「万が一の時の保証はどうなっているのか」**を整理し、一目で比較できる表形式を取り入れた構成を提案します。


治療の流れと費用について

1. 治療計画の作成とご相談

撮影したデータを元に、パソコン画面で『歯が動くシミュレーション

 

(治療計画)』をご確認いただきます。

  • 計画の修正が可能: ご希望に合わせてシミュレーションを調整できます。

  • キャンセルについて: マウスピース製作前であればキャンセルが可能です。

    ※キャンセル料:22,000円(税込)が発生いたします。

計画にご納得いただけましたらマウスピースの発注を行い、届き次第治療スタートとなります。


2. 選べる2つのプランと料金

患者様の歯並びの状態や、どこまで動かすかに合わせて2つのプランをご用意しています。

プラン内容 奥歯(第一大臼歯)までしっかり動かす 奥歯を動かさない(前歯中心)
こんな方に 歯を削る量を抑えたい、笑顔をもっと華やかにしたい方 期間を短縮したい、噛み合わせを維持したい方
両顎の料金 374,000円 (税抜34万円) 319,000円 (税抜29万円)
片顎の料金 253,000円 (税抜23万円) 209,000円 (税抜19万円)
月々の調整料 5,500円 (税抜5千円) 5,500円 (税抜5千円)
無料の作り直し 2回まで無料(3年以内) 1回まで無料(2年以内)
追加費用(※) 3回目以降:6.6万円(税込)/回 2回目以降:4.4万円(税込)/回

(※)作り直し(リファイメント)とは?

治療の途中でさらに細かく調整したい場合、マウスピースを作り直すことができる保証制度です。

 

治療をもっとスムーズに、さらに美しく

1. 治療期間を短縮したい方へ(加速矯正)

「結婚式までに間に合わせたい」「できるだけ早く終わらせたい」という方には、歯の移動を速める加速矯正というオプションをご用意しています。

  • 仕組み: 歯を支える骨の表面に、専用の器具でごく小さな刺激(小さな穴)を与えます。これにより骨の代謝が活性化され、通常よりも約1.5倍〜4倍ほどスムーズに歯が動くようになります。

  • 費用: 片顎 33,000円 (税込) ※治療中に複数回行う場合も、追加費用はかかりません。


2. きれいな歯並びをキープするために(保定治療)

矯正が終わった直後の歯は、まだ元の位置に戻ろうとする性質があります。理想の歯並びを一生の宝物にするために、**「リテーナー(保定装置)」**を必ずお使いください。

  • リテーナー代: 片顎 11,000円 (税込)

  • 装着時間: * 最初の1年間:1日2時間以上

    • 1年経過後:週に数回 ※「ずっとこの歯並びでいたい」と思う期間は、使い続けていただくことをおすすめします。


3. 同時に叶える「白い歯」(ホームホワイトニング)

マウスピース矯正のメリットを活かして、同時にホワイトニングを行うことも可能です。

  • おすすめのタイミング: 歯を動かすためのアタッチメント(突起)を外したあと、最後のマウスピースを使って2週間行うのが最も効果的です。歯並びが整うと同時に、パッと明るい笑顔を手に入れましょう。


4. 最後まで頑張ったあなたへ、ささやかなプレゼント

矯正治療は、毎日の装着など患者様ご自身の努力が不可欠です。 途中で諦めず、無事にゴール(治療完了)を迎えられた方には、当院からお祝いの記念品を差し上げております。一緒に素敵な笑顔を目指して頑張りましょう!

ホームページに掲載する際、**「適応外のケース」「リスク」**は、患者様の安心とトラブル防止のために非常に重要な項目です。

ネガティブな情報こそ、**「なぜそうなるのか」「どう対処するのか」**を添えて、誠実さが伝わるように整理しました。


ご検討の前に必ずご確認ください

マウスピース矯正(インビザラインGo)は非常に優れたシステムですが、お口の状態によっては治療が難しい場合や、特有のリスクを伴う場合があります。

1. 本システムでの治療が難しいケース

以下のような場合は、インビザラインGoではなく、他の矯正方法(全体矯正など)をご提案させていただくことがあります。

  • 成長過程の方: 顎の骨が成長しきっていない若い方。

  • 骨格的な問題: 骨格が原因の受け口や、顎の大きな左右のズレがある場合。

  • 複雑な噛み合わせ: 前歯や奥歯の重なり方が大きく逆転している場合(交叉咬合・鋏状咬合など)。

  • お口の健康状態: 重度の歯周病がある方や、過去の矯正により歯の根(歯根)が短くなっている方。


2. 知っておいていただきたいリスクと副作用

安心・安全な治療のために、以下の点をご理解ください。

【痛みや違和感について】

  • 装着初期の痛み: マウスピース装着後3日〜1週間ほど、歯が浮くような痛みや、冷たいものがしみる感覚が出ることがあります。

  • 神経への影響: まれに歯の神経が過敏になり、痛みが生じることがあります。その場合、治療期間が半年ほど延びる可能性があります。

  • お口のトラブル: マウスピースが当たることで口内炎ができたり、発音がしづらくなったりすることがあります。

【体調の変化について】

  • 体への影響: 噛み合わせの変化に伴い、一時的に頭痛、肩こり、倦怠感、吐き気などの「不定愁訴(ふていしゅうそ)」を感じる場合があります。

  • 顎関節への影響: 顎の関節に違和感が出たり、アレルギー反応が起きたりする可能性もゼロではありません。

【治療中の注意点】

  • 破損のリスク: 強い歯ぎしりによりマウスピースが割れることがあります。

  • 歯ぐきへの影響: 歯が動くことで、歯ぐきが少し下がって見える(歯肉退縮)ことがあります。

【治療の成果について】

  • 後戻り: 治療後、リテーナー(保定装置)を正しく使用しないと、歯は元の位置に戻ろうとしてしまいます。

  • 計画との差異: 生体(体)を扱う治療のため、シミュレーション通りに歯が動かないケースもあります。

その他・知っておいていただきたいこと

1. 医療費控除について

当院の矯正治療は、原則として医療費控除の対象となります。

  • 対象となるケース: 「噛み合わせが悪く、機能的に問題がある」と診断された場合の治療。確定申告時に当院の発行する診断書を提出することで、税金の還付を受けられる場合があります。

  • 対象外のケース: 美容のみを目的とした、機能的に問題のない治療。

  • 詳しくは、お気軽にスタッフまでご相談ください。


2. マウスピース型矯正装置(インビザライン)に関する重要事項

日本の「医療広告ガイドライン」に基づき、未承認医薬品を用いた治療に関する情報を公開いたします。

① 日本の薬機法における位置づけ

インビザラインGoを含む「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」は、日本の薬機法(医薬品医療機器等法)上の承認を得ていない未承認医薬品に該当します。 ※装置の「材料」および型取りに使用する「口腔内スキャナー(iTero)」については、日本の薬事承認を受けています。

② 入手経路について

本システムは、米国アライン・テクノロジー社の製品です。当院では日本法人である「インビザライン・ジャパン社」を通じて入手しています。

③ 承認が得られていない理由

日本の法律では、以下の条件をすべて満たすものが「承認済みの矯正装置」とされます。

  1. 承認された材料を使用している

  2. 日本の国家資格を持つ歯科医師・歯科技工士が製作している

  3. 既製品であればそのものが承認されている

インビザラインは、歯科医師の設計に基づき海外(コスタリカ等)の工場でロボットが製作するため、現在の日本の法律(職人の手作業や国内製作を前提とした枠組み)では「薬機法対象外」という扱いになります。

④ 国内外の普及状況と副作用について

  • 世界的な実績: マウスピース矯正は世界中で普及しており、インビザラインは世界1,700万人以上(2026年時点の推定実績)の治療に使用されています。

  • 副作用について: 矯正治療に伴う一般的なリスク(歯の痛みや違和感など)以外に、重大な副作用の報告はありません。

  • 救済制度について: 本装置は未承認医薬品のため、万が一副作用が生じた際の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性があります。

【個人輸入に関するご注意】 インビザラインは歯科医師の判断のもと適切に提供されますが、個人輸入等の医薬品使用については厚生労働省の注意喚起ページも併せてご確認ください。