もしかして「歯ぎしり」していませんか?
ご家族から歯ぎしりを指摘されたり、朝起きた時にこんな症状はありませんか?
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あごの周りが痛む、または重だるい(疲労感)
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原因不明の頭痛がする
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口が開きにくい
これらは、寝ている間の「歯ぎしり」や「食いしばり」が原因かもしれません。
保険診療で作れる「オーダーメイドのマウスピース」
当院では、歯やあごへの負担を軽くするために、患者さん専用の口腔内装置(ナイトガード)を製作しています。
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保険適用のオーダーメイド: お口にぴったり合うものを製作できます。
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おすすめは「ハードタイプ」: ソフトタイプよりも強度が高く、噛み合わせの微調整がしやすいため、まずはハードタイプ(上あご用)をおすすめしています。
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大切な歯を守るために: 装着することで、過度な力から歯やあごの関節を保護します。
【あらかじめ知っておいていただきたいこと】 初めてお使いになる方は、寝る時に違和感を覚える場合もあります。使いながら少しずつ慣れていけるよう、装着感や噛み合わせを丁寧にサポート・調整いたしますのでご安心ください。
睡眠と歯ぎしり(ブラキシズム)の関係
「寝ている間に、なぜ歯ぎしりをしてしまうのか?」そのメカニズムと原因、そして最新の治療法について解説します。
1. 歯ぎしりが起こる仕組み
歯ぎしりは、単なるクセではなく、睡眠中の「脳と自律神経の活動」が深く関係しています。
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浅い眠りの時に発生: 大半の歯ぎしりは、眠りが浅い状態(レム睡眠ではなくノンレム睡眠)の時に起こります。
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脳と体の「微小覚醒」: 歯ぎしりが始まる約4分前から、リラックスする神経(副交感神経)が弱まり、興奮する神経(交感神経)が活発になります。すると脳波が変化し、心拍数が増大。脳が短時間だけ目覚めたような状態(微小覚醒)になり、あごの筋肉が動いて歯ぎしりが始まります。
2. 歯ぎしりの主な原因
歯ぎしりを引き起こす要因は、一つではありません。さまざまな要素が複雑に絡み合っています。
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ストレス: 精神的な緊張や疲れ。
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嗜好品: 過度の飲酒や喫煙。
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遺伝: 生まれ持った体質(特定の遺伝子の型)による影響。
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お薬の副作用: 抗うつ薬(SSRIなど)の服用。
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全身の病気: 胃食道逆流症(胸焼けなど)や、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害。
3. 当院での治療・改善アプローチ
患者さんの症状やライフスタイルに合わせ、複数の選択肢をご提案します。
■ 歯科医院での治療
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スプリント療法(保険診療): 専用のマウスピースを作製し、歯やあごへの負担を軽減します。
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グラインドケア(自費診療): 睡眠中の歯ぎしりを検知し、微弱な電気刺激を送ることで、脳を覚醒させずに歯ぎしりだけを抑制する最新のトレーニング機器です(サンスターバトラー社製)。

■ 生活習慣の改善・医科との連携
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ストレスマネジメント: リラックスできる環境づくり。
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生活指導: 飲酒や喫煙を控えるアドバイス。
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根本治療: 胃食道逆流症や睡眠障害が疑われる場合は、プロトンポンプ阻害薬の服用などのお薬の調整や専門医との連携を含めた治療を検討します。
その「お腹の張り」や「げっぷ」、実は歯の噛みしめが原因かも?
最近、無意識のうちに奥歯を噛みしめる癖によって、さまざまな体調不良を引き起こす「噛みしめ呑気症(どんきしょう)」に悩む方が増えています。
■ どんな症状が起こるの?
空気を大量に飲み込んでしまうことで、胃腸にガスが溜まり、以下のような症状が現れます。
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お腹の不調: お腹の張り、頻繁なげっぷやおなら、吐き気
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全身の不調: 頭痛、肩こり、目の痛み
■ なぜ噛みしめるとお腹が張るの?
人は強く噛みしめるとき、同時に舌を上あごに押し付ける動きをします。このとき、一緒に大量の空気を無意識に飲み込んでしまうのです。 「ただの疲れ」や「胃腸の弱さ」だと思っていた症状が、実はお口の習慣から来ているケースも少なくありません。
■ 歯科医院での治療
マウスピースを作ることで、治ることもあります。過去に製作したものをお見せいたします。

