次世代シークエンサーを用いた口腔細菌叢の解析(株式会社サイキンソー)

「次世代シークエンサーによる、最先端の口腔細菌叢解析」

当院では、お口の細菌集団を遺伝子レベルで解読する最新の検査を導入しています。

【検査の特徴】

  1. 網羅的な解析: 唾液や歯周ポケットから抽出したゲノムDNAを解析し、100種類を超える細菌を丸ごと検出。

  2. 精密な組成分析: どの細菌がどれくらいの割合で生息しているかを数値化し、お口の環境を「見える化」します。

  3. リスクの判定: 細菌をリスク別に色分け。赤色に近い「要注意菌」の割合から、歯周病の進行度(健康~重症)を正確に評価します。

ご自身の菌のバランスを知ることは、将来の歯を失うリスクを回避するための第一歩です。科学的な根拠に基づいたメンテナンスを始めましょう。

【検査費用】 20,000円(税別)/自費診療

歯周病原細菌:

下記の資料をダウンロードしてご覧ください。

MykinsoOral検査結果見本

MykinsoOral検査結果ガイド

歯石取りやブラッシング指導を中心とした歯周病の治療でも歯周病で要注意な細菌を減らすことができますが、なかなか治らないこともあります。その場合以下の方法を考えます。

多い細菌の種類がわかるとその細菌に効く抗菌薬(抗生物質)を選択することもできます。

歯周病で要注意の菌を減らすにはリグロスを用いた歯周組織再生治療も有効であると考えます。

「最新のバクテリアセラピー:L.ロイテリ菌で歯周病菌を抑制」

当院では、バイオガイアジャパン社の「L.ロイテリ菌」を用いた体質改善をご提案しています。

ロイテリ菌(プロバイオティクス)

ロイテリ菌で変わる、これからの歯周病ケア

「歯ぐきのお掃除(SRP)をしても、またすぐ悪くなる……」

そんな悩みを解決する鍵は、お口の中の「菌のバランス」にありました。当院では、最新の解析データに基づき、生きた乳酸菌「ロイテリ菌」を活用したバクテリアセラピーを推奨しています。


なぜ、ロイテリ菌が選ばれるのか?

歯科医院での専門的なクリーニング(SRP)にロイテリ菌をプラスすることで、より高い治療効果が期待できることが分かっています。

1. 深い歯周ポケットへの強力なアプローチ

歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)が5mm以上の深い場所において、ロイテリ菌を取り入れたグループは、お掃除のみの場合と比べてさらに約0.5mm〜1mmも溝が浅くなるという結果が出ています。

ポイント: 溝が深い(重症度が高い)ほど、ロイテリ菌による改善の幅が大きくなる傾向があります。

2. 「最凶の悪玉菌」を狙い撃ち

歯周病の最大の原因であり、心疾患など全身への影響も懸念される「レッドコンプレックス(P.g.菌など)」の数を、有意に抑え込むことができます。これにより、歯ぐきからの出血も目に見えて減少します。

3. 「先占(せんせん)効果」で悪い菌を寄せ付けない

お口の中は、いわば「椅子の取り合い」です。お掃除をしてきれいになった後の「空席」に、ロイテリ菌を先に住まわせることで、悪い菌が再び増える(再定着する)のを効果的に遅らせることができます。


こんな方には特におすすめです

  • タバコを吸われる方

    タバコは歯ぐきの炎症を悪化させますが、ロイテリ菌はその炎症を抑える助けになります。

  • インプラントを長く持たせたい方

    インプラントの周囲に起こる炎症(インプラント周囲粘膜炎)の改善や、その後の健康維持にも有効です。


私たちと一緒に、お口の「菌の質」を変えましょう

従来の「悪い菌を殺す」治療から、「良い菌を育てて守る」治療へ。

毎日の習慣にロイテリ菌をプラスして、一生自分の歯で美味しく食べられる健康な歯ぐきを目指しませんか?

【なぜ効くのか? ロイテリ菌のメカニズム】

ロイテリ菌は、体内の有害な菌を検知すると「ロイテリン」という天然の抗菌物質を産生します。これにより、歯周病の原因となる要注意な細菌を効率よく減らすことが可能です。

他のメカニズムはこちらをご覧ください。

【服用方法】 1日1錠、毎日の習慣にするだけで、お口の中の細菌バランスを「善玉菌優位」の状態にキープします。

【費用】 3,240円(税込)/30日分

リキッドタイプもあります。50日分で5,400円(税込み)です。

接種後3週間でレッドコンプレックスと呼ばれる3週類の歯周病菌(P.gingivalis菌、T.forsythia菌、T.denticola菌)が減少しています。唾液中の口腔内の菌の総数は一旦減少した後に元に戻ったため、悪玉菌が増えにくいというより、健康的な口腔内細菌叢に変わったと考えられます。

次世代シークエンサーを用いた腸内細菌叢の解析(株式会社サイキンソー)

お口は全身の入り口。口腔ケアで防ぐ「全身の病気」

最近の研究では、お口の中の細菌バランス(口腔細菌叢)の乱れが、飲み込まれた菌を通じて「腸内細菌」のバランスまで崩してしまうことが分かってきました。

このバランスの乱れは、お口のトラブルだけでなく、以下のような深刻な病気を引き起こすリスクを高めます。

  • 血管・代謝の病気: 動脈硬化、肥満、2型糖尿病

  • 内臓・関節の病気: 肝疾患(非アルコール性脂肪肝)、関節リウマチ

  • その他: がんのリスク増大

お口の状態を良好に保つことは、これらの病気を未然に防ぐ「究極の予防医学」なのです。

下記の検査結果をダウンロードしてご覧ください。

Mykinso Pro検査結果見本

なぜ、あの人は歯周病が治りにくいのか? その理由は「菌の型」にあります

「丁寧に磨いているのに、なかなか歯周病が良くならない」 そんな方は、お口の中に「非常に攻撃性の高いタイプ」の歯周病菌が潜んでいる可能性があります。

【知っておきたい「オッズ比」の話】 統計学では、ある事象との関連の強さを「オッズ比」で表します(基準は1.0)。 歯周病におけるP.g.菌(II型遺伝子)のオッズ比は、なんと「44.4」。これは、他の菌に比べて圧倒的に歯周病を引き起こすリスクが高いことを示しています。

【検査でわかること】 あなたの唾液中に、この「44.4倍のリスク」を持つ凶暴な菌がいるかどうかを遺伝子レベルで特定します。もしこの菌が見つかった場合は、通常よりも一歩踏み込んだ専門的なケアが必要になります。

【検査費用】 12,000円(税別)