当院では、インビザラインのiGOシステムを採用しています。米国アライン・テクノロジー社のマウスピース型デジタル矯正システムです。

症例の供覧です。
40歳女性です。下顎のみ行なっております。
初診時とマウスピース治療開始3ヶ月の状態です。
iGO case 1

着脱可能なマウスピースを一日20時間装着し、1週間から2週間で交換して1ステージとします。14ステージ程度で終了しますが、必要に応じて延長致します。
歯を動かすためにアタッチメント(光重合レジン:強化プラスチック)を付与することや、歯を移動させる空隙を得るため、エナメル質を0.5mm以下の範囲で削ることもあります。エラスティック(ゴム)を装着することもあり、審美性に影響が出ることもあります。また、歯の移動後はリテーナーによる保定も必要となります。

このシステムが利用可能であるかは、口腔内写真撮影にて判定致します。無料で行うことができます。大臼歯を除いた前歯、小臼歯が対象となります。(当院ではマイクロスクリューを用いた大臼歯に対する治療法も用意しております。)
対象症例は以下になります。(やや専門的な内容ですが、ご参考くださいませ。)

①エナメル質の削合:片顎毎に3mmまで 1歯あたり0.5mmまで
②挺出・圧下:3-3 1.5mmまで
③回転:上顎1 下顎1・2→30度まで 上顎2→20度まで 上下顎3・4・5→35度まで
④歯根移動 歯根端の転位:2mmまで
⑤片顎毎の空隙:7mmまで
⑥片顎毎の叢生:7mmまで 2本の歯の重なりが3mmを超えないもの
⑦正中線の移動:2mmまで
⑧拡大/片側:4mm
⑨過蓋咬合または開口:5mm以下

次に、印象を採って、データを取り込み、パソコンで治療のシュミレーションを行います。治療計画の修正も可能です。この時点でマウスピース製作前のキャンセルもできます。(キャンセル料は2万円です。)アライン社へデータを送付して、マウスピースが製造され、歯科医院でお渡しできる形となります。

軽度の空隙や叢生、回転の治療に適しています。前歯の軽度の挺出、圧下も行うことができます。インプラントやクラウンを製作する前のスペースを作り出すためにも利用できます。