審美性が重要となる犬歯から犬歯の計6本の歯に装置を装着して歯並びを良くします。

治療対象

軽度の歯の乱れ
1〜2歯の位置がおかしい
1〜2歯が内側に入って上下逆被蓋になっている
正中にスペースがある
全体が前に出て出っ歯になっている

メリット

費用が安い
短期間
自分の気になるところだけを治せる
・マウスピースを取り外しして管理する必要がない
・マウスピースを装着しているときの違和感がない
・臼歯部を動かさないので、かみ合わせが変わらない。

デメリット

・審美性が悪くなる→セラミックのブラケットは少し目立ちにくくなります。
・前歯だけだが、ブラッシングが難しくなる→ワンタフトブラシなどを活用していただきます。
・ブラケットやワイヤーが唇に当たる→十分に調整すれば問題ないことが多いです。マウスピースも唇・舌・歯肉にあたります。

治療内容

歯の表面にブラケット(小さなボタンみたいな器具)を装着し、そこにワイヤーを通すことにより歯を動かしていきます。歯の大きさと顎のサイズのバランスが悪い場合は歯を移動させる空隙を得るため、歯をエナメル質を0.25mm以下の範囲で形態修正するか1本のみ抜歯(下顎の場合が多いです。)してスペースを作り治療を進めます。通院間隔は2~3週間に1回です。
通院のたびに歯並び・咬み合わせをチェックし、ブラッシングしにくい箇所の掃除とワイヤーの締め直し・ワイヤーの交換・必要であれば歯の形態修正を行います。装置を入れた時や歯が動き始めた時には、多少の不快感や軽度の痛みを伴うことがありますが、通常2~3日、長くても1週間程度で軽くなり慣れてきます。感じ方には個人差がありますが、どうしても痛くて我慢できない時は鎮痛剤を飲んで頂いても構いません。
歯を動かす治療期間は3~6か月程度になります。歯並びによっては、もう少し長くなる場合もあります。
その後は保定治療(きれいに並んだ歯を安定させる治療)を行います。この時期は、通院は3~6か月に1回となります。通院のたびに、歯並び・咬み合わせをチェックし、保定装置のチェック、お口全体のクリーニング、むし歯のチェックなどを行います。

適応外のケース

・前歯の重なりの状態がひどい場合。
・顎の骨格に問題がある場合。
・奥歯の咬み合わせに問題がある場合
・上下の正中(中心)を合わせることはできない
・犬歯の捻転や位置異常は治せない
・上の前歯が外側に倒れ、かみ合わせが深いケース。

価格設定(税抜き価格)

メタルブラケットとワイヤーによる前歯矯正(保定装置も含みます。) 15万円
セラミックブラケット(審美性の高い、目立ちにくい器具)加算 2万5千円
調整料(1ヶ月) 5千円